
【Apple Watch】Series 5 徹底レビュー。ランニングウォッチとしての性能を検証
→Apple Watch Series 5をランニングで使用した感想をまとめます。
Apple Watch Series 5は、ランニングウォッチとしての必要最低限の機能を持ち、距離・ペース・獲得高度・心拍数が計測が可能。
液晶パネルが見やすく、ランニング中でも距離やペースが瞬時に確認できます。
立ち止まると一時停止する「オートポーズ機能」や、一定のペースを下回ると教えてくれる「ペース通知機能」もあります。
StravaやNike Run Clubなど各種ランニングアプリとの連携もでき、お気に入りのアプリの計測ディバイスとして使えます。
距離やペースの計測精度は、Garminに比べるとやや劣りますが、ガチでランニングをやっていない人には気にならないレベルです。
「ワークアウト」アプリを使用
Apple Watch Series 5でランニングを計測するには、デフォルトでインストールされている「ワークアウト」アプリを使います。
まずはアクティビティの種類を選びます。ランニングの場合は「ランニング」と「室内ランニング」が選べます。
特に目標を設けずに走る場合は「フリー」を選択。その他、消費カロリーや距離、時間の目標をあらかじめ設定することもできます。
一定のペースを下回ると教えてくれる「ペース通知」では、設定ペースが選べます。
ランニング中は、時間・心拍数・ペース・距離がひと目でわかります。左のGarmin fenix 6Xに比べても、見やすいですよね。
ちなみに、立ち止まると計測が一時停止するオートポーズ機能もあるので、信号待ちなどで操作は不要です。
ランニングが終了すると、ランニングの基本データが一覧で表示されます。
また、面白い機能としては、Apple Watch Series 5をつけて走っていると、わざわざ察知して「ワークアウト中のようですね。」というメッセージが表示されます。
お気に入りアプリが使える
Garminのランニングウォッチは、計測したデータを「Garmin Connect」に記録します。
各種ランニングアプリと連携することで、Garmin Connectから自動にデータ転送ができます。
Apple Watch Series 5では、デフォルトの「ワークアウト」アプリの他、StravaやNike Run Club、TATTAなど、サードパーティーのランニングアプリを使って計測することもできます。
例えば、僕はStravaを愛用していますが、Apple WatchでStravaアプリを起動して直接記録します。
GPS精度はGarminの方が上
ランニングウォッチとしての性能は、Apple WatchよりもGarminの方が優れています。
特に距離とペースに関わるGPS精度において、違いが顕著に出ます。
以下は同じ30分間のランニングで、Apple Watch Series 5とGarmin fenix 6Xで計測した結果です。Apple Watchは「ワークアウト」アプリを使用。
- Apple Watch: 5.5km
- Garmin: 6.0km
なんと約500mもの差が出ました。練習で走る分には問題ありませんが、タイムを気にしながら走るレースでは結構致命的です。
データを比べてみると、Apple Watchの方がルート計測が大雑把で、走行距離が過小評価されているのがひと目でわかります。
また、別の日のランニングでは以下の結果となりました。
- Apple Watch: 8.8km
- Garmin: 9.0km
Apple Watch。「Strava」アプリを使用。
Garmin。
直線のルートが多いと差異は小さくなりますが、それでもApple Watchの走行距離の方が少ないですね。
まとめ
以上、Apple Watch Series 5をランニングで使ってみた感想を紹介しました。
Apple Watch Series 5は、ランニングウォッチとしての必要最低限の機能を持ち、距離・ペース・獲得高度・心拍数が計測が可能。
走った距離を記録したい、ペースはそんなに気にならない、というランナーにはApple Watch Series 5はランニングウォッチとして十分に使えると思います。
距離やペース計測の正確性ではGarminの方が優れていますので、ランニングでペース確認を重視される方はGarminを選んだ方が無難です。