
北海道旭川市のおすすめランニングコース
北海道・旭山動物園を訪れるために、旭川市内で宿泊しました。市内には、北海道の自然を肌で感じられるランニングコースがたくさんあります。
この記事では、北海道旭川市のおすすめのランニングコースを紹介します。
北海道旭川市の豆知識
旭川といえば「旭山動物園」や「旭川ラーメン」が全国的に有名ですよね。
ぼくも今回、夏休みの家族旅行で「そうだ、旭山行こう!」と思い立ったきっかけは、旭山動物園でした。母と妹から「旭山動物園、すごくいいよ」と聞いていたので、いつか行ってみたいと思っていました。
旭川ラーメンのほうは完全におまけです。こんなにラーメンが有名な土地だとは知りませんでした。東京で人気の「山頭火」本店がホテルの裏にあったりして驚きました。
旭川空港からホテルまではタクシーで向かいました。いつも通り、タクシーの運転手さんに地元情報をヒアリング(以下まとめ)。
- 人口33万人、北海道で第2位
- 近くの旭岳は標高2291m、北海道最高峰
- 石狩川、忠別(ちゅうべつ)川、美瑛川の3つの川が流れる
- 冬はマイナス30℃になることもある
- 「旭川ラーメン」は醤油ベース(札幌は味噌、函館は塩)
- おすすめレストランは「旭川らぅめん青葉」
自分から話してくれる方でとても勉強になりました。
余談ですが、毎年9月に「旭川ハーフマラソン」が開催されます。
下の写真は旭川駅前の写真。今回は、旭川駅を中心にランニングコースを開拓してきました。
あさひかわ北彩都ガーデン
最初に紹介する「あさひかわ北彩都ガーデン」は、旭川駅のすぐ隣にあります。宿泊先のホテルから大きな池が見えたので「あれは何だろう?」と気になっていました。
実際に訪れてみると、真ん中の大池を囲むように美しい公園が整備されていました。
もちろん、池の周りをぐるりと走ることができます。
旭川駅至近でサクッとジョギングを楽しみたい方におすすめです。
宮前公園
あさひかわ北彩都ガーデンの隣にあるのが「宮前公園」。
こちらは忠別川の土手の上にあり、短く刈られた芝生が広々としています。芝生の上でインターバル走をやったら気持ち良さそうですね。
忠別川のリバーサイドも走ることができます。マイナスイオンを浴びながらトレーニングできるかも(?)。
宮前公園にある公衆トイレがとてもオシャレだったので、思わず写真を撮ってしまいました。
「宮前公園」は、広々とした芝生の上を走りたい方におすすめです。
神楽岡公園
旭川駅から2kmほど、忠別川を挟んで宮前公園の斜向かいにあるのが「神楽岡公園」です。
ここはガチな練習ができそうな場所でした。
コースもフラットで初心者向けの1.2kmコースから、起伏の多い2.9kmコースと4.8kmコースがあります。
周囲は木が生い茂っていて、気分は森の中を走るトレイルランニングのような感じです。
コースの途中に日本庭園や滝があったりと、飽きずに楽しめます。
「神楽岡公園」は森の中を走りたい方におすすめですね。
牛朱別川リバーサイド
少し場所が変わりますが、次に JR旭川駅の北側にある「牛朱別川」のリバーサイドを紹介します。「牛朱別」と書いて「うしゅべつ」と読みます。
アイヌ後でウシッ・べッ【Ushish(蹄)-pet(川)】と呼び、「鹿の蹄跡が多い川」という意味と、またイシッュペッと読む説では「雪水が多く陸に氾濫する」という意味とも言われています。(現地案内板より)
牛朱別川の河川敷と土手の上のいずれも走れますが、ノンストップで走り続けられる河川敷がおすすめです。
現地案内も非常に丁寧です。橋から橋までの距離表示があるので、距離やペースを掴むのに役立ちそうです。
一番の見どころは、こちらの「旭橋」。
旭橋は、1932年に架けられた鋼鉄製のアーチ橋で、旭川のシンボルとして長い間市民に親しまれています。また、札幌市の豊平橋、釧路市の幣前橋と並び北海道三大名橋のひとつとされ、建設同時のまま残っている唯一の橋で、北海道で最も長寿の橋です。(現地案内板より)
意外に、と言っては失礼ですが、由緒正しい橋みたいですね。そう言われてみると、何か特別な「オーラ」を感じます。
牛朱別川の河川敷と旭橋は、「旭川ハーフマラソン」のコースの一部にもなっています。
余談ですが、旭橋と旭山動物園を結ぶ、全長10kmの「牛朱別川サイクリングコース」がありました。もちろん、ランニングでもOK。
フラットなコースを長く走り続けたい人におすすめのコースです。
常盤公園
旭橋のすぐ近くにあるのが旭川市民に昔から愛されてきた「常盤公園」。市内最古かつ由緒正しい公園です。
この公園は市内で最も古く明治43年に石狩川と牛朱別川に挟まれた「中島」を公園地として定めたことが始まりです。市の中心でありながらも北国らしいたくさんの樹木に囲まれ、静寂な雰囲気を楽しめます。(現地案内板より)
平成元年には「日本の公園100選」にも選ばれています。
また、図書館・公会堂・美術館など文化共用施設をはじめ花火大会や冬まつりの際にも市民の多くが訪れ、日常的な休養、散策、文化活動に幅広く利用され、市民のオアシスとして親しまれています。(現地案内板より)
こちらは公園の一角にある「北海道立旭川美術館」。
園内にはこのようなアートワークが点在しています。
それから園内には神社もありました。千鳥が池に浮かぶ「上川神社頓宮」です。
肝心のランニングコースですが、1週1080mの周回コース(赤線)があります。
こちらが千鳥が池付近のコースです。
旭川駅から少し離れていますが、ランニングのついでに旭川美術館に寄ったり、神社でお参りしたり、ランニング+αが楽しみたい人におすすめです。
忠別川リバーサイド
個人的に一番おすすめなのが、旭川駅のすぐ近くを流れる忠別川の河川敷エリアです。
忠別(ちゅうべつ)とはアイヌ語を語源とする名前ですが、「旭川」の地名の由来でもあるそうです。
川の名の由来:アイヌ語でチウベッ(Chiu-pet 波、川)。波立つ川の義、それが後に民間語源解に寄って、チュプベッ(Chup-pet 日、川)となり、意訳して旭川という地名が生まれたともいわれています。(現地案内板より)
忠別川のリバーサイドには、数多くのアートワークが点在しています。
こちらは、川上りえ作「Feel the Wind(風を感じて)」。旭川彫刻フェスタ2006公開制作の作品です。
こちらは、制作集団 UNIT02作「はじまりの舟」。旭川彫刻フェスタ2002公開制作の作品です。
忠別川の河川敷はフラットな上、ノンストップで走り続けられるのがいいですね。最初に紹介した「あさひかわ北彩都ガーデン」や「宮前公園」、「神楽岡公園」にも繋がっていますよ。
クリスタルパーク
最後に紹介するのは「クリスタルパーク」。なんだかロールプレイングゲームに出て来そうな名前ですよね。
同じ敷地には「大雪クリスタルホール」や博物館、アリーナなどがある文化複合施設でもあります。
1周300mほどの小さな公園ですが、敷地の外周を周れば距離が稼げます。
旭川駅から1km弱なのでアクセスも良好。
まとめ
以上、北海道旭川市のおすすめのランニングコースを紹介しました。
北海道・旭山動物園を訪れるために、旭川市内で宿泊しました。市内には、北海道の自然を肌で感じられるランニングコースがたくさんあります。