
【エアーズロック】アボリジニの聖地をめぐる、1周10kmのランニングコース
→エアーズロック(別名:ウルル)はオーストラリアにある世界最大級の一枚岩。先住民のアボリジニの聖地であり、ウルル=カタ・ジュタ国立公園として世界遺産に登録されている。エアーズロックの周りには「Base Walk」と呼ばれる周回10.6kmのコースが整備されている。シドニー出張のついでに走ってみたので紹介したい。
アクセス
エアーズロック周辺は交通手段や宿泊施設が限られている。海外旅行に慣れていない人はツアーがおすすめ。日本語ガイド付きのツアーもある。今回僕はツアーに参加せず、すべて自分で手配した。
エアーズロック・リゾートに滞在
日本からエアーズロックを訪れるには、空港から直行する場合を除き、エアーズロック・リゾート(Ayers Rock Resort)に滞在する必要がある。ホテルやレストラン、ショップなど、滞在に必要なものが全部揃ったリゾート施設だ。
エアーズロックリゾートで滞在したホテル、Outback Pioneer Hotel & Lodge
一番安い個室は四人部屋しか空いてなかった。トイレ・シャワーは共用。空港~ホテルの送迎付き。朝夕食なしで一泊約14000円。八人部屋の相部屋なら約4000円が相場 pic.twitter.com/F5YKcTplII
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年5月18日
宿泊者は、エアーズロック空港⇄エアーズロック・リゾートのシャトルバスが無料で利用できる。飛行機の到着時間に合わせて巡航しているので長時間待たされることはない。
Hop On Busでエアーズロックへ
エアーズロック・リゾートからエアーズロックまでの距離は約20km。往復したらフルマラソンになってしまうので、Hop On Busと呼ばれるバスを利用する。往復運賃は、49豪ドル(約3700円)で、所要時間は20〜30分ほど。
発着時間は時期によって異なるので、公式サイトや宿泊先で事前にチェックすることをおすすめする。バスの中からは、エアーズロックを様々な角度から見ることができる。
Hop On Busの停留所は三箇所あり、初めて訪れるなら「Mala Car Park(マラ駐車場)」がおすすめ。バスの停留所としては一番大きく、トイレや水飲み場もあります。Mala Walkと呼ばれる往復2kmのウォーキングコースの起点でもある。
2019年10月までは、エアーズロックの登山口もあった(現在は登山禁止)。
コース
今回は、「Mala Car Park」を起点に、周回10.6kmの「Base Walk」を走ってきた。歩くと3〜5時間、走ると1〜2時間かかる。
自然保護のため、基本的にコースから外れてはいけない。
周囲は赤い土とブッシュ(植物)以外、何もない。
コースは所どころで入り組んでいるので、探検気分が楽しめる。まるでインディージョンズの世界だ。
所々に屋根付きの簡易休憩所があるが、「Mala Car Park」以外はトイレや水飲み場がないので注意。
アリの大軍に遭遇…。虫は大の苦手。
進入禁止(Track Closed)のエリアもある。エアーズロックは先住民・アボリジニの聖地なので、彼らをリスペクトしながら散策するのがマナー。
どこまでも続く青々とした空にも圧倒される。
コースの北側はエアーズロックから少し距離があり、エアーズロックの全体像を見るのにおすすめ。
最後は道路を走って、Mala Car Parkに戻る。
ギリギリ、バスの出発時間に間に合った。もし最終便を乗り過ごしたらどうなるんだろう。
それにしても、10km走っただけなのに走り終えた途端にどっと疲れが出た。エアーズロックはスピリチュアルな場所だと聞くが、なんだかエネルギーを吸い取られたように感じる。
エアーズロックの周回コース(Base Walk)を走ってきました。一周10.6km
エアーズロックにエネルギーを吸いとられたからなのか、バテバテ、苦しかった… pic.twitter.com/E7eFFWXwUZ
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年5月17日
お役立ち情報
エアーズロックを訪れる際に、最低限必要なものがこちら。
- 登山・トレッキング用の靴
- 水分(1時間に1Lが目安)
- 日焼け止めクリーム
- 虫除けネット
地面は赤土で不安定な場所が多いため普段靴だと不安。僕はトレイルランニングシューズを履いていったので助かった。
エアーズロック周辺は暑いので、水分補給は欠かせない。現地の方の話だと、1時間に1Lが目安とのこと。僕は1時間走り、500mlのボトルを二本飲み干しました。
他にも、日差しが強いので日焼け止めクリームは必要。また、立っているだけで大量のハエが寄ってくるので、虫除けネットも必要。僕は持っていくのを忘れて苦労した。