ボストンマラソン2020の中止と対応について

第124回ボストンマラソン(Boston Marathon)は、新型コロナウィルスの影響で、4月20日に開催予定→9月14日に延期→中止となりました。代わりに、2020年はバーチャルレース(9月7日〜14日)が開催されます。

この記事では「ボストンマラソン2020」に参加する予定だった僕の実体験を踏まえ、本大会の開催中止と対応について紹介します。

ボストン、お前もか

毎年4第三月曜日にアメリカ・マサチューセッツ州で開催されるボストンマラソン(Boston Marathon)。世界最古の市民マラソン大会であり、マラソンの世界最高峰シリーズ「ワールドマラソンメジャーズ」の一つでもあります。

1897年に第1回が開催され、2020年は124回目の開催となる予定でした。しかし新型コロナウィルスの感染拡大により、一度は9月への延期が決まっていましたが、結局9月の開催も中止となってしまいました。

僕はワールドマラソンメジャーズの6大会制覇を目指しており、今年はボストンマラソンに参加する予定でした。なので、大会事務局から延期や中止の連絡は逐一受け取っています。

9月への延期がアナウンスされた時は「さすが、ボストン」と思いました。他のマラソン大会が軒並み中止を余儀なくされる中、120年以上の伝統を持つボストンマラソンはそう簡単に中止できないですからね。

その9月の開催中止がアナウンスされた時は「ボストン、お前もか」と思いました。まあ、それだけ事態が深刻というわけですね。残念ですがしかたありません。

開催延期→中止

参考までに、僕が「ボストンマラソン2020」にエントリーしてから開催中止の連絡を受けるまでの流れをまとめておきます。

2019年5月16日:エントリー情報公開

ちょうど昨年の今頃、ボストンマラソンのエントリー基準が公開されました。ボストンマラソンは誰でも走れるわけではなく、一定の基準を満たしたランナーのみ出走権が得られます。

2019年9月14日:エントリー完了

エントリー情報が公開された4ヶ月後に、エントリーの受付が開始します。僕の場合は「東京マラソン2019」で基準タイムをクリアしていたので資格はありますが、定員オーバーの場合は速い順に足切りされるので、ハラハラドキドキしながら結果を待ちました。

2019年9月16日:出走権獲得

エントリーしてから2日後に出走権を獲得した旨のメールが届きました。すぐに、ボストン行きのフライトを予約しました。

2019年12月14日

年末には大会事務局からエアメールでこんな素敵な絵葉書が届きました。

2020年1月29日

レース3ヶ月前には、最新の自己ベストを更新してくださいとのメールが届きました。ボストンマラソンに向けた練習もいよいよピークを迎えつつあります。

2020年3月14日

世界的に新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めがかからず、ついにボストンマラソンの延期が決定しました。「中止」じゃなくて「延期」なので、ホッとしました。

2020年3月19日

その後、9月の参加意向を確認するメールが届きました。

2020年4月2日

また、9月に参加しない場合はエントリー費を全額返金するという連絡が来ました。他のマラソン大会は基本的に返金しないので、ボストンの全額返金には逆に驚きました。

2020年4月20日

レース当日。本来ならば、今頃ボストンを走ってたんだよなー、とちょっと切なくなりました。

2020年5月11日

5月に入っても世界各地で新型コロナウィルスの収束の目処が立たず「もしかしたら9月の開催も危ないかも」と思っていた矢先、大会事務局からトレーニングプランの更新をお知らせするメールが届きました。

2020年5月29日:中止が決定

そして運命の5月29日。ついにボストンマラソンの中止が決まりました。まあ、覚悟はしていましたが。

開催中止と対応については、以下の公式プレスリリースに詳しく書かれています。

124th Boston Marathon to be Held Virtually

参加費は全額返金

今回の中止のアナウンスで一番驚いたのは、参加費を全額返金してくれること。他のマラソン大会は原則返金しないポリシーなので、返金されると聞いて逆に驚きました。

バーチャルマラソン開催

イベント自体は中止となりましたが、代わりにバーチャルレースが開催される予定です。参加費や参加方法などの詳細は追って連絡があるそうですが、現時点で公開されている情報は以下のとおりです。

  • ボストンマラソン2020の参加予定者のみエントリーできる
  • 2020年9月7日〜14日の間にフルマラソンを走る
  • 完走すると退会プログラム、Tシャツ、ナンバーカード、完走メダルがもらえる
  • ボストンマラソン2021の基準タイムとしては使えない

ボストンマラソン2021

さて、一番気になるのが、来年の「ボストンマラソン2021」のことです。

公式プレスリリースのよくある質問(FAQ)に以下の記載がありました。

(Q) Can I use my 2020 Boston Marathon qualifying time for the 2021 Boston Marathon?
(A) Yes. The B.A.A. is reviewing all specifics involved in the registration procedure for the 2021 Boston Marathon, and additional details related to both the qualifying window and registration dates for the 2021 Boston Marathon will be announced and posted in the coming weeks.

(Q) When will registration for the 2021 Boston Marathon open?
(A) Registration for the 2021 Boston Marathon will open towards the end of September 2020. The beginning of the qualifying window to be used for application and entry into the 2021 Boston Marathon has been established to be September 15, 2018, which means that we will accept qualifying performances posted for the 2020 event into the 2021 race, as well. Achieving and submitting a qualifying time during Boston Marathon registration does not guarantee acceptance into the Boston Marathon.

(Q) Can I use my virtual Boston Marathon time as a qualifying time for the 2021 Boston Marathon?
(A) Virtual race times that are submitted to confirm participation in the 124th virtual Boston Marathon in 2020 will not count towards qualification for the 2021 Boston Marathon.

ポイントとしては「ボストンマラソン2020」のエントリー時に用いた基準タイムは、「ボストンマラソン2021」のエントリー時に再利用できるとのこと。

2020年のマラソン大会のほとんどが中止になると仮定すると、ほとんどのランナーが「ボストンマラソン2020」と同じ基準タイムでエントリーせざるを得ないということになります。

つまり「ボストンマラソン2020」で出走権を獲得したランナーは有利になります。もちろん、確約ではありませんが。

まとめ

以上「ボストンマラソン2020」に参加する予定だった僕の実体験を踏まえ、本大会の開催中止と対応について紹介しました。

第124回ボストンマラソン(Boston Marathon)は、新型コロナウィルスの影響で、4月20日に開催予定→9月14日に延期→中止となりました。代わりに、2020年はバーチャルレース(9月7日〜14日)が開催されます。

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