シカゴマラソン2017レポート:結果は3時間28分38秒(フル)

2017年10月8日にアメリカ・イリノイ州で「シカゴマラソン(Chicago Marathon)」が開催された。今回はフルマラソンの部を走ってきたので、レースの一部始終を紹介する。

Number Do(ナンバー・ドゥ)vol.31 君たちはどう走るか。

この記事の著者:とも(tomo)

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この記事の目次

世界最高峰のマラソン大会

「シカゴマラソン」は毎年10月に開始される世界有数のマラソン大会。世界最高峰のマラソンシリーズ「ワールドマラソンメジャーズ」の一員でもあり、エリートの部には世界のトップ選手が集結する。

コースはアップダウンが少なく、世界記録が出やすいフラットコースとして知られている。

フルマラソンのコース攻略

以下は「シカゴマラソン」のコースマップ。

シカゴ美術館の前からスタートし、前半は名建築と超高層ビルが立ち並ぶダウンタウンを縫うように走る。シアーズタワーを目印に郊外からダウンタウンに戻るコース。全体的に直線が多く、起伏の少ないフラットコースなので走りやすい。

スタート

シカゴ美術館から北に向かってスタートする。今回はDブロックからのスタートだったが号砲が鳴ってからスタートラインを通過するまでに7分もかかった。

スタート直後から道幅が広く、隣のランナーとぶつからず、渋滞もせずにのびのびと走れた。最初の5kmはシカゴの名建築めぐりができる。右手に見えるのはトウモロコシの形をした「コーンタワー」。

よく見ると円形の駐車場になっている。建築的には素晴らしいが、ブレーキとアクセルを踏み間違えて外に飛び出さないか心配だ。

こちらはシカゴ劇場(Chicago Theatre)。ミュージカルの「Chicago」を上演しているわけではなさそうだ。

市街地は超高層ビルに囲まれているので、日の当たる場所がほとんどなく肌寒い。

リンカーン公園

リンカーン公園に入ると、8kmの距離表示があった。欧米のマラソン大会ではマイル表示が基本だが、シカゴマラソンのような国際大会はしっかりキロ表示もしてくれるので助かる。

こちらはマイル表示。「5マイル」と言われてもピンとこない。

折り返し地点でUターンし、再び中心街に戻ってくる。やはり高層ビルに囲まれていると肌寒い。前方に見えるボロい鉄骨は、ループ(Loop)と呼ばれる市内を走る鉄道。ぐるぐる回るので、山手線のミニバージョンといった感じか。

中間地点

13.1マイル地点。フルマラソンは26.2マイルなので中間地点になる。

市街地の西側〜南側は高層ビルが少なく、日の当たる場所が多い。日差しが強くなり、気温もぐんと上昇し、一転して暑さにやられてしまった。

暑さ対策用にシャワーが設置されていた。

25km

25km地点の様子。

しばらくするとシカゴのシンボル「シアーズタワー」が姿を表した。現在は所有者が変わり「ウィリス・タワー」と呼ばれているそうだ。

この辺りは日陰がないので、直射日光をガンガン浴びるしかない。

35km

市街地の南側を走る。ラスト4kmはゴール会場に向かってひたすら直進するのみ。

残り2マイル。

こちらがフィニッシュライン。

以下はゴールの様子を撮影した動画。

スタートは「シカゴ美術館」

「シカゴマラソン」のスタート会場はコロンブス通り(Columbus Drive)を中心に設置される。スタートラインは、世界的に有名なシカゴ美術館の目の前。

ここからはスタートラインに立つまでを時系列で追っていく。

1年前にエントリー

シカゴマラソンのエントリーは1年前から始まる。一般抽選枠と参加保証枠があり、今回は運よく一般抽選枠に当選し、12月にメールで結果を受け取った。

2泊3日のマラソン遠征

今回は以下の日程でシカゴマラソンに挑む。ちょうど月曜日が祝日だったため、有給を使わずに済んだ。

エキスポ会場で受付

シカゴマラソンの受付会場は「McCormick Place Lakeside Center」と呼ばれる巨大展示場の一角にある。出典ブースも多く、ランニング界の最新のトレンドを知るには最高の場所だ。

レース当日

午前6時半にホテルを出発し、スタート会場へ歩いて向かう。スタート会場のあるシカゴ美術館周辺はランナーで溢れていた。

今回はホテルが近いので荷物の預け入れはない。しかし会場入口の手荷物検査ので予想以上に時間を取られてしまった。ボストンマラソンのテロ事件以降、国際的なマラソン大会はテロの標的になりやすいため、検査が厳しくなっているようだ。

仮設トイレ。レース前にトイレに行列ができるのはどこも同じ。

ようやくスタート地点にたどり着く。今回はDブロックからのスタート。前方にはサブ3.5のペーサーの姿が見える。

レース展開と結果

今回はネットタイム3時間28分38秒で完走。1ヶ月後の「さいたま国際マラソン」に向けた長距離走として位置付け、自己ベストは狙わなかった。

参考までにストラバの走行データを貼り付けておく。

7時20分フルマラソンの部(第1ウェーブ)がスタートしました。ところが、5分経ってもまったく動きません。

Dブロックからのスターということもあり、号砲からスタートラインまでたどり着くまでに7分ほどのタイムロスがあった。

今回は4:50/kmのイーブンペースを心がけ、前半は無理なく走り切ることができた。

思ったより調子が良かったので、後半から4:40/kmにペースアップし、27kmまでは気持ちよく走れた。

28kmあたりから苦しくなり始めた。日差しが強くなり、気温もぐんと上昇してきた。なるべく日陰を走り、エイドステーションでこまめな水分補給を心がけた。

36kmあたりからガクッとペースダウンしてしまい、グロスタイムでサブ3.5を狙うが脚が思うように動かなかった。ラスト3kmは止まりたいのを我慢して、ギリギリ5:00/kmペースを維持しながらゴールにたどり着いた。

寒暖の差が激しい

超高層ビルに囲まれた市街地は日が当たらず寒く、日陰のないオープンスペースは暑い。この寒暖の差が激しく、温度調整が難しいレースだと感じた。

GPSがバグる

たぶん高層ビルの影響だと思うが、市街地を走っている間はGarminのGPS計測が狂っていた。明らかに5:00/kmは行っているのに、6:30/kmと表示されたり。。こんな時は自分の感覚が頼りになる。

ドリンクはゲータレード

レース後半は暑さでやられたので、こまめに水分補給を心がけた。ドリンクは全米シェアNo.1のゲータレード。さっぱりした味で、日本のスポーツドリンクのように甘くない。

ゴールの後で

ドリンク

レース後半は脱水症状になるんじゃないかと心配するくらい暑かったので、ゴールしてすぐにミネラルウォーターをがぶ飲みした。ホテルに戻ってから飲むためにもう1本もらってきた。

完走メダル

こちらが完走メダルです。今年で40周年を迎えるので「40」と大きく書かれている。

ゴール付近では「6 Star Finisher」のメダルも配布していた。今回のシカゴマラソンでワールドマラソンメジャーズを制覇した人はここで「6 Star Finisher」のメダルがもらえる。

戦利品

防寒シートももらった。今日は暑いので使わなかったが、今後冬のレースで役立つかもしれない。

バナナやリンゴも配っていた。

疲れた体に嬉しいのがゲータレードのプロテインドリンク。疲労回復にプロテインは欠かせないバニア味とチョコレート味が選べたので、バニラ味を選択。マックシェイクのバニラを飲んでいるような感じだった。

ビールも飲める

地元のビールも1杯無料で配っていた。酒はまったく飲めないのでここはパス。

記念撮影

ワールドマラソンメジャーズのデビュー戦を記念して、超高層ビルを背景に記念撮影した。我ながらいい笑顔だと思う。

Number Do(ナンバー・ドゥ)vol.31 君たちはどう走るか。