【函館山登山道】標高334mの展望台まで走って行けるトレイルランニングコース

函館山は北海道函館市の人気観光スポット。標高334mの山頂にある展望台からは函館の街が一望できる。山頂まではバスやタクシー、ロープウェイの他、「函館山ハイキングコース」と呼ばれる登山道でアクセス可能だ。函館旅行のついでにトレイルランニングしながら登山道を走ってきたので紹介する。

アクセス

函館山は北海道函館市の市街地西端にある標高334mの山。頂上には函館山展望台があり、夜間に函館市を望む夜景は「日本三大夜景」のひとつに数えられる。

市街地から函館山展望台へ行くにはバス、タクシー、ロープウェイを使うのがオーソドックスだ。実はその他にも「函館山ハイキングコース」と呼ばれる登山道で向かう方法もある。いずれも日帰りで帰ってこれる距離なので、足腰に自信のある人にはおすすめだ。

コース

函館山ロープウェイの公式サイトが「函館山ハイキングコース」を紹介している。全部で10あるコースの中、函館山の麓と山頂を結ぶルートは2つ。全長2840mの「旧山道コース」と、全長1250mの「観音コース」だ。

今回往路は「旧山道コース」で上り始め、四合目あたりから「薬師山コース」を経由し、八合目からは展望台へ続く道路を走って行った。展望台を見学した後の復路は、「観音コース」で麓まで下った。

旧山道コース(2840m)

旧山道コースは、函館市青柳町の登山口と函館山の山頂を結ぶ全長2840mのコース。傾斜が緩やかなのでトレイルランニング初心者にもおすすめだ。

登山口

登山口の場所はわかりにくい。まずは「ロープウェイ山麓駅」と良い。

そこから「護国神社」を左手に見て坂道を上っていくと、数百m先に駐車場がある。駐車場の近くに、こんな感じで旧登山道コースの登山口ある。

登山道コースを上り始めると、いきなり「函館要塞当時の貯水槽」と書かれた謎の建物を目にした。実は函館山には大正時代に造られた要塞の跡地がある。

途中で「汐見山コース」と分岐するが、案内板が立っているので迷う心配はない。

途中、函館山へ向かう道路を横切る。昨晩の超大型台風の影響でこの有様。ちなみにバスは運休していた。

33体の観音様

函館山の登山道には、33体の観音様が点在する。誰もいない登山道を走るのは心細いが、観音様のお姿を見るとなぜかホッとする。

4合目を過ぎたあたりから、旧山道コースを外れて、薬師山コースへ入る。それにしても倒木が多すぎて走れない。

薬師山コース(900m)

薬師山コースは、旧山道コースと薬師山を結ぶ全長900mのコース。途中から階段を上ると、展望台に向かう道路に出ることができる。市街地に面しているので、視界が開けた場所では函館の街並みが一望できる。

函館要塞跡

薬師山コースの見どころは何といっても「函館要塞の跡地」だ。わざわざこれを見るために、旧山道コースを外れてきた。現地案内板によると、函館要塞は日清戦争終結後、日露戦争を想定して津軽海峡の防衛強化を目的に1898年から約4年間かけて函館山に大小4か所に砲台が建設された。

ここからは薬師山コースから外れて要塞の跡地に入る。

要塞の奥へと入っていく。木が生い茂っていて、要塞というより、廃墟と言ったほうがいいかもしれない。

レンガが崩れたままの状態で放置されている。中は立入禁止だったが、真っ暗で何も見えなかった。

要塞を後にして再び薬師山コースへ戻り、展望台のある「ごてん山」を目指す。

函館山展望台

八合目あたりから薬師山コースが終わり、展望台へ続く道路に合流。

こちらが函館山展望台からの景色。前方中央には、大沼公園の駒ヶ岳の尖った山頂がかすかに見える。

函館の市街地も一望できる。

観音コース(1250m)

観音コースは、山頂の展望台駐車場と麓の東本願寺船見支院を結ぶ全長1250mのコース。旧山道コースよりも距離が半分以下なので、当然ながら傾斜もキツく、トレイルランニング初心者にはおすすめしない。

展望台の駐車場の端に「観音コースへ→」と書かれた標識が立っているので、ここから下っていく。

先ほど上ってきた旧山道コースも倒木で荒れていたが、観音コースはもっとひどい状態だった。もうどこが道なのかも分からないレベルだ。

倒木をよじ登りながら下っていくと、登山者とすれ違った。「ここから下は荒れているから、戻ったほうがいいよ」とアドバイスして下さったので、「ここから上も酷いですよ」とお伝えした。しばらくすると、観音様を発見。

途中、お寺の墓地を通り抜けて麓の登山口にたどり着いた。

お役立ち情報

今回紹介した「観音コース」の登山口は、元町公園や金森赤レンガ倉庫から近い。

元町公園

こちらは元町公園にある旧函館区公会堂。北海道を代表する明治の西洋建築物だ。

そしてこちらは、元町公園の一角にある旧北海道庁函館支庁庁舎。現在は、函館市元町観光案内所として使われている。

函館は坂の多い街として有名。坂を下って金森赤レンガ倉庫を目指す。

金森赤レンガ倉庫

海辺まで来ると、赤レンガ倉庫がお出迎え。かと思ったら、「スターバックス函館ベイサイド店」だった。どこへ行ってもスタバは超一等地を抑え、現地に溶け込むのが上手いなと感心する。

こちらが函館観光で人気の金森赤レンガ倉庫

最後におまけ。ランニングの途中で「五稜郭」が描かれたマンホールを見つけた。

北海道民のオキテ