CLIFTON 8レビュー:サイズ 25.5cm Wide、重さ241g

2021年6月に発売されたCLIFTON 8(クリフトン 8)は、ホカオネオネのロードランニング向けシューズ。マシュマロのような柔らかい厚底クッションと、ロッキングチェアのような自然な重心移動をサポートするメタロッカーテクノロジーにより、長距離を走ってもダメージが少ない。実際に履いてみて気づいた点を紹介する。

HOKA ONE ONE CLIFTON 8

メンズ 25.0〜29.0cm/30.0cm、レディース 22.0〜25.0cm、幅広ワイドもあり

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自然な重心移動ができるシューズ

「クリフトン 8」の特徴は以下のとおり。

最大の特徴は、ロッキングチェアのよう動きを導くメタロッカー(META-ROCKER)テクノロジーを採用していること。ドロップの差を5mmに抑え、つま先とかかと部分のカーブを滑らかにすることで、スムースな足運びを実現している。

自然な重心移動ができるので脚への負荷が少なく、長距離走でその威力を実感する。僕は練習で30〜40km走る時にクリフトンを選ぶことが多い。

前モデル「7」との違い

「クリフトン 8」のスペックは以下のとおり。シリーズ前作の「クリフトン 7」と比較する。

クリフトン 8クリフトン 7
発売2021年6月2020年7月
重さ250g(27.0cm)247g(27.0cm)
ドロップ5mm5mm
ミッドソールフルコンプレッションのEVAミッドソールフルコンプレッションのEVAミッドソール
アッパーエンジニアードメッシュアッパーオープンエンジニアードサンドイッチメッシュ
アウトソール踵部分にHOKAの拡張クラッシュパッドと耐久性を高めるラバーカバレッジを配置摩擦の多い部分にのみラバーを配置

以下の写真は左が「クリフトン 8」で右が「クリフトン 7」。

ちなみにクリフトン・シリーズは「クリフトン 5」から毎年新作を履き続けており、「クリフトン 8」で4足目となる。

「クリフトン 7」から進化したポイント

公式サイトでは次の3つのポイントを挙げている。

  1. 新しい軽量フォームがよりソフトな走り心地を実現
  2. 拡張されたヒールが着地から蹴りだしまでをスムースに
  3. 通気性の良いアッパーと厚みのあるシュータンが、今までにないフィット感を実現し、より快適な履き心地に

実際に履き比べてみると、最初の2つの違いはあまり実感できなかった。3つ目の違いは明白で「クリフトン 8」はタンが分厚くなり、前モデルよりもフィット感が向上している。

他に気づいた点としては、アウターソールの構造(真ん中の窪み)とラバーの配置が進化している。

アッパーの外観は特に目立った違いはない。

デザイン

それでは「クリフトン 8」を詳しく見ていこう。今回はホカオネオネの公式サイトでメンズ 25.5cmのワイドタイプを注文した。カラーはシンプルな「ブラック/ホワイト」を選んだ。

まずは側面から。ホカオネオネの代名詞とも言える超厚底のマシュマロクッションが「クリフトン 8」に搭載されている。

ドロップは5mmと比較的フラットな構造。クッションはつま先の部分も厚みがあり、足指へ負荷を和らげている。

アッパーは前モデル「クリフトン 7」と同じく、通気性と快適性に優れたエンジニアードメッシュアッパーを採用。アッパーと一体化したシューレースシステムによりフィット感は抜群。

「クリフトン 7」から採用されたプルタブも「クリフトン 8」に引き継がれている。指でつまむと着脱がしやすい。

そして「クリフトン 8」で進化を遂げたタン。厚みを増したクッションで足を上部から包み込むことで、フィット感をさらに向上させている。

アウターソールは耐久性とグリップ力を高めるために、フォアフットとカカト部分にのみラバー素材を配置している。

メンズ 25.5cmワイドタイプの重さは実測値で241gだった。見た目よりも軽い。

サイズ感

「クリフトン 8」のサイズ展開は以下のとおり。

普段のランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷うが「クリフトン 8」は25.5cmのワイドタイプ(幅広)でサイズ感がちょうど良かった。

耐久性

ここでは、「クリフトン 8」の状態を定期的にレポートしていく。前モデルの「クリフトン 7」は200kmを超えたあたりからアウターソールの損傷が目立ってきた

30km

まずはデビューランで30kmを走った後の様子。アウターソールの縁の部分がシワシワになり、靴底についた傷が気になる。マシュマロクッションの自己犠牲によって脚が守られていると思えばしかたないか。

100km

アウターソールの縁の損傷が目立つ。マシュマロみたいに柔らかいので仕方ないか。

CLIFTON 8の評価

ここからは「クリフトン 8」を実際に履いて気づいたことをまとめていく。

つま先が疲れない

長距離を走るとつま先に疲労が溜まるが、「クリフトン 8」はつま先にも厚底クッションを配置しているのでダメージが少ない。ワイドタイプを選んだことでつま先周りの圧迫感もなく、30km走を最後まで快適に走り切ることができた。

抜群のフィット感

絶妙な設計のヒールカップとアンクルパッドが足首をガッチリ固定し、厚みのあるタンがフィット感を高めている。また、プルタブを外側に反らすことでアキレス腱と干渉を避けている。

高い走行安定性

「クリフトン 8」の威力が最も発揮されるのは硬いアスファルトでのロードランニング。柔らかいマシュマロクッションが衝撃を吸収し、メタロッカーテクノロジーがロッキングチェアのようなスムースな動きをサポートしてくれる。

接地面積が広いため、砂利道や山道などロード以外でも高い走行安定性を発揮する。

ただし耐久性は不安

「クリフトン 8」の唯一の弱点は、ミッドソール・アウターソールともに損傷しやすいこと。30km走っただけで目立ったシワや傷ができた。

長距離ロードランニングに最適

耐久性に不安があるものの、長距離ロードランニングでの走行性能はとにかく素晴らしい。フルマラソンの練習では距離を踏むことが重要だが、ロードで長時間走るとダメージも大きくなる。「クリフトン 8」を履けば、ダメージを最小限に抑えつつ、20〜40kmの距離を走る込むことができる。

HOKA ONE ONE CLIFTON 8

メンズ 25.0〜29.0cm/30.0cm、レディース 22.0〜25.0cm、幅広ワイドもあり