【万座温泉】群馬の山奥、日本一の高地温泉をめぐるトレイルランニングコース

万座温泉は、群馬県の標高1800mの山奥にある温泉地で、日本一の高地温泉として有名だ。また、酸素濃度が低いため「高地トレーニング」の合宿地とても知られている。万座温泉に宿泊したついでに、湯畑周辺と「熊四郎歩道」のトレイルランニングコースを走ってきたので紹介する。

アクセス

万座温泉は群馬県吾妻郡嬬恋村にあり、最寄りのJR万座・鹿沢口駅からバスで40分、北陸新幹線の軽井沢駅からバスで1時間半でアクセスできる。今回は万座温泉に宿泊するために自動車で向かったが、上信越自動車道「碓氷軽井沢IC」から有料道路を経由して1時間半ほどかかった。

万座温泉は標高約1800m。日本一高い所にある高地温泉としても知られており、中でも「日進館」には日本一の高地温泉がある。

標高が高いということは、低地に比べて酸素濃度が薄い。つまり万座温泉は「高地トレーニング」に適した場所でもある。『自分流 駅伝・帝京大の育成力』の著書で知られる帝京大学・駅伝競走部監督の中野孝行氏は、毎年の合宿地にあえて万座温泉を選んだという。

コース

今回は万座温泉に宿泊したついでに、湯畑周辺と「熊四郎歩道」のトレイルランニングコースを走ってきた。標高1800mで酸素濃度が低いため、普通にジョギングするだけでも息切れがしてしまう。

湯畑周辺

万座温泉はいわゆる「温泉街」というものがなく、湯畑から半径1km以内に温泉宿が点在している。コンビニやレストランがなく、車がないと不便な場所だ。

今回は万座温泉の玄関口から近い「万座プリンスホテル」に宿泊した。館内では源泉掛け流しの温泉めぐりが楽しめる。午前6時、小雨が降る中、万座プリンスホテルを出発。

ホテルのすぐ横には「牛池」と呼ばれる沼地がある。天気が良ければ1周したいところだが、今日は足場がぬかるんでいたのでスルー。

万座温泉は周辺の道路がアスファルトで舗装されているので走りやすい。坂道や起伏が多いので心肺だけでなく、足腰も効率的に鍛えられる。

こちらは湯畑に近い温泉宿の「万座亭」。夏休みということもあり、駐車場はほぼ満車だった。

万座温泉の湯畑が見えてきた。

こちらが万座温泉の「湯畑」。万座温泉は白濁した湯質が特徴だ。湯畑周辺は、硫化水素ガスが出ているので「立入禁止」の看板が立っている。

近くの岩肌からは水が湧き出ていた。触ってみると冷たかったので、こちらは源泉ではなさそう。

熊四郎歩道

万座温泉の周辺には、ハイキングやトレイルランニングが楽しめる登山道がある。そのひとつが「熊四郎歩道」だ。湯畑に登山口があり、最高地点の熊四郎山からは万座温泉が一望できる。

万座温泉の湯畑から階段を上り始めると、岩陰から「万座薬師堂」が姿を現した。

万座川に沿いの登山道をひたすら上っていく。万座川は、付近の火山活動の影響によりPH2〜3の強い酸性で、水は澄んでいますが魚は住めない。ちなみに万座温泉で使う水道は、数km先の沢から水を引いているとのこと。

熊四郎洞窟

途中から傾斜がキツくなり、階段になった。

こちらが熊四郎洞窟。現地案内板によると、「熊四郎」という名は万座の麓に住む狩人・熊四郎がこの地で温泉を発見したことに由来するらしい。

ここから道が二つに分かれるが、さらに上の熊四郎山を目指す。

熊四郎山展望台

展望台までは階段をひたすら上っていく。足場はしっかりしているものの、手すりは半壊しており、すぐ横は断崖絶壁。。

ようやく展望台が見えてきた。登山道はここまで。

展望台からの景色は、濃霧で何も見えない。晴れていれば万座温泉が一望できるそうだ。

展望台から登山道を下っていく。まるで道が途切れているように見える。

高山植物

先ほどの分岐点まで戻ると、もうひとつの登山道を走っていく。酸素が低いためか、階段を歩くだけで息切れがする。高山植物を鑑賞しながら、マイペースで進んでいく。

今にも崩壊しそうな橋を渡るのは正直怖かった。。

子供の頃に遊んだアスレチックを思いだす。

ようやく道らしい道に戻った。

と思ったら再び階段を下っていく。右下に見える青白い池が湯畑だ。それにしても霧が濃すぎる。。

お役立ち情報

硫化水素ガスに注意

万座温泉の湯畑周辺は硫化水素ガスが発生する箇所が多くあるため、トレイルランニングに出かけるときは、歩道から外れないように心がけたい。

登山届

また、山に入るときは携帯電話から登山届が提出できるので、独りでトレイルランニングに出かける際は登山届を出すようにしたい。

群馬「地理・地名・地図」の謎