【モルテンドリンク Drink Mix 320】世界最強のスポーツドリンク レビュー

「モルテンドリンク(Maurten Drink)」はフルマラソンの世界記録保持者エリウド・キプチョゲが愛用しているスポーツドリンク。ハイドロゲル(hydrogel)というゲル化技術により、炭水化物を通常のスポーツドリンクの約3倍の高濃度で摂取することができる。日本でも市販されており、マラソンやサッカーなど持久系スポーツで威力を発揮する。

実勢価格は1袋1000円と高価だが、僕はフルマラソンのレース前には欠かさずに飲んでいる。

この記事の目次

世界最強のスポーツドリンク

モルテンドリンク」は、世界のトップアスリートが愛用するスポーツドリンクのブランド。2018年頃からナイキの厚底シューズがマラソン界を席巻しているが、スポーツドリンクでも同じ現象が起きている。

オリンピックやワールドマラソンメジャーズの優勝者のほとんどが、レース用のドリンクに「モルテンドリンク」を選んでいるのだ。マラソン世界王者のエリウド・キプチョゲもそのひとり。キプチョゲがフルマラソンの世界記録を更新した「ベルリンマラソン2019」や人類初の2時間切りを達成した「INEOS159」でも「モルテンドリンク」が使われていた。

モルテンドリンクは日本でも市販されているので、我々のような市民ランナーでも世界のトップアスリートと同じスポーツドリンクが手に入る。

国内外のメジャーなマラソン大会のエキスポ会場に行くと「モルテンドリンク」をよく見かける。以下は「ベルリンマラソン2019」のエキスポ会場の出典ブース。

胃のなかで凝固させる「ハイドロゲル」技術

モルテンドリンク」の特徴は以下のとおり。

最大の特徴は、通常のスポーツドリンクの約3倍も高濃度な炭水化物が含まれており、少ない量でより多くのエネルギーが補給できること。

マラソン選手にとって炭水化物はガソリンのようなもの。しかし炭水化物の濃度が高すぎると胃腸が萎縮してしまい、体内への吸収が悪くなるというジレンマがある。

秘密はハイドロゲル(hydrogel)

その問題を解決したのが「ハイドロゲル(hydrogel)」と呼ばれる特殊なゲル化技術。胃酸に触れるとゲル状に変化し、炭水化物を包み込む性質を持つ。そして、腸の中で炭水化物が緩やかに吸収されていく。

さらにハイドロゲルは植物由来のアルギン酸(alginate)とペクチン(pectin)で生成されるため、人工添加物を一切使用していない。

北欧スウェーデン発のスポーツドリンク

モルテンドリンクは、北欧スウェーデンに本社を置く「Maurten AB」という会社が開発・販売している。

ハイドロゲルを開発したのは、モルテンの代表を務めるモルテン・フリクネス(Mårten Fryknäs)氏。彼はスウェーデンのウプサラ大学で生物学を教える傍ら、トライアスロン選手としても活躍している。スポーツドリンクのエネルギー変換の非効率さに着目し、ハイドロゲルを開発をしたそうだ。

「Maurten」は「モルテン」と発音する。モルテンドリンクの開発者の苗字が「Mårten」なのだが、スウェーデン語で「å」は「o」と発音する。「å」を英語に変換すると「au」になることから、英語では「Maurten」と表記される。

Drink Mix 320と160の違い

モルテンドリンク」には、「Drink Mix 320」と「Drink Mix 160」があり、カロリーの量が主な違いだ。さらに「Drink Mix 320」にはカフェイン入りタイプの「Drink Mix 320 CAF 100」のタイプもある。

Drink Mix 320 Drink Mix 320 CAF 100 Drink Mix 160
エネルギー 320kcal 320kcal 160kcal
成分表 炭水化物 79g、食塩相当量 0.001g 炭水化物 79g、食塩相当量 0.001g 炭水化物 39g、食塩相当量 0.001g
含有成分 マルトデキストリン、フルクトース、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、塩化ナトリウム マルトデキストリン、フルクトース、カフェイン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、塩化ナトリウム マルトデキストリン、フルクトース、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、塩化ナトリウム
商品ページ 1袋単品 1袋単品 1袋単品

モルテンドリンクの作り方

ここからは、モルテンドリンクの「Maurten Drink Mix 320」の作り方を紹介する。

僕はモルテンドリンクが日本で販売される前からアメリカやイギリスで購入し、フルマラソンのレース前に欠かさずに飲んできた。

以下はアメリカで購入した「Maurten Drink Mix 320」の14袋入りのパック。

パッケージはモノクロのシンプルなデザインです。

今回はオマケでドリンクボトルが付いてきた。「MAURTEN」のロゴ入り。

水500mlと混ぜる

モルテンドリンクを作る上で最も重要なのが、水の分量を正確に計ること。箱には目立つところに「1袋あたり 500mlの水で溶かすこと。少しでもオーバーすると普通のスポーツドリンクになってしまう」と注意書きがあった。

袋を開けて白い粉をドリンクボトルに注ぐ。

そして水を注ぎます。ドリンクボトルの三角(▲)のところでちょうど 500mlとなる。

あとはドリンクボトルの蓋をして、粉が完全に溶けるまでシャカシャカ振り回す。およそ3分ほどでドロドロした液体に変わる。

自前のボトルで作る場合は、容量が最低でも600mlあるものが良い。水500ml+粉なので500mlだと足りないので。僕は「Camelbak Podium」というAmazonで買ったボトルを使っている。

モルテンドリンクの飲み方

「ベルリンマラソン2019」のエキスポ会場で「Maurten Drink Mix 320」の飲み方の説明書を入手したので参考までに紹介する。

要約すると、以下のとおり。

前日から「Maurten Drink Mix 320」でカーボローディングしたり、当日に2袋以上飲んでも良いが、高価なものなのでガブガブ飲めないのが実情だろう。僕はレース前に1袋だけ飲み、レース中はエナジージェルでエネルギー補給するようにしている。

Drink Mix 320の評価

ここからは実際に「Maurten Drink Mix 320」を使ってみて気づいた点をまとめていく。

食感はお汁粉に近い

例えて言うならば、あずき味のしないお汁粉。クセのない甘さなので、500mlを全部飲むのは苦痛ではない。ただし手に付くとベトつくので飲むときは注意が必要。

東京マラソンで使用

以下は2018年2月25日の「東京マラソン2018」で使用した時の様子。

完飲からスタートまでは結構お腹が張った。もしかしてトイレ(大)?と思い、駅のトイレに立ち寄りましたが杞憂に終わった。おそらく井の中で凝固作用が始まり、お腹が張っていたのだと思う。逆にレース中はお腹の調子が安定した。肌感覚としては、レース前にモルテンドリンクを1袋飲んでおくと、フルマラソンの前半はエネルギーが枯渇せずに走ることができる。

長野マラソンで使用

2018年4月15日の「長野マラソン2018」でも使用した。

旅先ということもあり、水は500mlボトルをコンビニで購入。あとは自宅から持ってきた600mlのボトルに入れて水に溶かすだけ。

今回は、レース3時間前までに 3/4を飲み、残りはスタート1時間半前に飲み干した。レース中は特にお腹が痛くなることもなく、35kmまで快適に走れた。

海外だと割安で買える

日本だと実勢価格が1袋1000円と高価だが、北米やヨーロッパだと割安で手に入るため、出張やマラソン遠征で海外に行くたびにまとめ買いしている。以下はオーストラリアのシドニーで14袋パックを購入。1袋あたり458円と半額以下で入手できた。成分は世界共通なので安心だ。

まずは単品で試してみよう

いきなり箱買いはハードルが高いので、まずは1袋単品を購入して試しに飲んでみてはいかがだろう。

Drink Mix 320 Drink Mix 320 CAF 100 Drink Mix 160
エネルギー 320kcal 320kcal 160kcal
成分表 炭水化物 79g、食塩相当量 0.001g 炭水化物 79g、食塩相当量 0.001g 炭水化物 39g、食塩相当量 0.001g
含有成分 マルトデキストリン、フルクトース、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、塩化ナトリウム マルトデキストリン、フルクトース、カフェイン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、塩化ナトリウム マルトデキストリン、フルクトース、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、塩化ナトリウム
商品ページ 1袋単品 1袋単品 1袋単品

モルテンドリンク Drink Mix 320

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