
【直島一周】瀬戸内海・アートの島をめぐる、10kmランニングコース
→直島(なおしま)は瀬戸内海に浮かぶ島で「アートの島」として世界的に知られている。島の南側にはベネッセが手掛ける美術館やホテル、東西の港エリアにはアートな古民家、北側には三菱マテリアルの工場がある。観光を兼ねて直島を走って1周してきたので紹介したい。
アクセス
直島の住所は香川県香川郡だが、地理的には岡山県のほうが近い。今回は、香川県高松市から高速フェリーで直島に向い、ベネッセのホテルに滞在した。
直島は大きく以下の4つのエリアに分けられる。今回僕は4つのエリアを隈なくまわるために、全長10kmの直島1周コースを開拓してきた。
- 本村エリア – アートな古民家が軒を連ねる港周辺
- 工場エリア – 三菱マテリアルの工場周辺
- 宮浦港エリア – フェリーや高速船が発着する港周辺
- 美術館エリア – ベネッセが手がける美術館周辺
コース
直島の南側にある、黄色いカボチャがある場所から走り始める。ここは直島でも最も人気の高い観光名所のひとつ。草間彌生さんの作品「南瓜」が桟橋の上にポツンと置かれている。詳しくは記事の最後で。
1. 本村エリア
海岸沿いの道路を反時計回りで走る。見るもの全てがアートに見えるのは、直島だから?
直島は海辺の風景も絵になる。
しばらく走り続けると本村エリアに到着。巨大な白ブドウのようなオブジェは、本村港のフェリー乗り場の待合室。
こちらは木村エリアの観光案内所。休憩所やトイレ、お土産ショップもあるので、観光する際はぜひ立ち寄りたい場所。
この辺りには「家プロジェクト」という、アートに生まれ変わった古民家が軒を連ねている。時間があれば、一軒ずつ見てまわりたい。
一風変わったこちら建物は直島町役場。
このまま直進するとフェリーが発着する宮浦港に出るが、一旦島の北側にある工場エリアへ向かう。
2. 工場エリア「アートの島」としてのイメージが強い直島だが、元は三菱マテリアル直島製錬所のある工業地帯だった。島の南側は観光客で賑わっているが、工場のある北側は観光客をほとんど見かけない。道路を行き来する車両も軽トラックか大型トラックのみ。
工場エリアの中に入っていきます。
工場の敷地内は立ち入り禁止なので、これ以上は進めない。折り返して宮浦港エリアへ向かう。
3. 宮浦港エリア
直島の西側にある宮浦港エリアに近づくに連れて、アートな感じの建物を見かけるようになる。
こちらは前日に家族と訪れた食堂。
こちらは直島の人気観光スポットのひとつ、直島銭湯「Iラブ湯」。
住宅街を抜けると、宮浦港に出る。香川県の高松や岡山県の宇野を行き来するフェリーが発着する、直島の玄関口だ。
フェリーを降りてから観光客がまず立ち寄るのが、草間彌生さんの作品「南瓜」。直島のシンボル的存在。
たまたまこの日履いてたランニングシューズは「南瓜」と同じカラーだったので、記念にツーショット。
瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島をランニングで一周してきました。
直島の玄関口である宮浦港では、草間彌生さんの「南瓜」とご対面。たまたま履いていた、アシックスのダイナフライト3とお揃いのカラーでした!#香川県 #直島 #草間彌生 #アシックス pic.twitter.com/GkOhTEgKMz
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2018年12月24日
「南瓜」の隣には打放しコンクリートの建物を発見。気になって中をのぞいてみると、駐輪スペースだった。こんなのもアートに見えるから不思議。直島マジックかな。
宮浦港の近くにある、藤本壮介さんの作品「直島パヴィリオン」も観光客に人気。中に入ってみたかったが、先客がいたのでパス。
宮浦港を後にして、島の南側の美術館エリアへ。
4. 美術館エリア
ここでちょっとトイレ休憩。直島には島のあちこちに公衆トイレがあり、しかもちゃんと手入れされていた。
用を足しながら窓の外に目を向けると、海辺の風景がとても綺麗だった。まるで絵画のようなクオリティ。感動して思わず記念撮影。
海抜5mの低地から長い坂道を上り、地中博物館やベネッセハウスなどの美術館のあるエリアに入る。
途中、直島名物のオリーブの畑を見かけた。
ひたすら坂道を上っていく。
「地中美術館」に到着。前日に家族で訪れましたが、とても良かった。美術館というと美術作品を「鑑賞」するところが多いが、ここは美術作品を「体験」できるような設計になっている。小学生の娘も楽しんでいたようだ。
途中、クロード・モネの世界観を再現した庭園があった。地中美術館にはクロード・モネのコレクションが展示してあるので、これも作品の一部というわけか。
地中美術館の先には「李禹煥美術館」がある。今回は時間がなくて行けなかったが、こちらもアート好きには人気のスポット。
美術館エリアは高台になっているので、瀬戸内海を遠くまで見渡すことができる。
島に点在するアート作品も素晴らしいが、瀬戸内海の美しい景色も直島の魅力。
坂の頂上には「ベネッセハウスミュージアム」が見える。こちらは美術館とホテルが一体になった「ベネッセアートサイト直島」の中核をなす施設。
近くに給水スポットを発見。こういうのはランナーにとって有り難い!
屋外のアート作品。直島は走っているとアート作品に出会えるのが楽しい。
スタート地点の黄色いカボチャが見えてきた。
無事にゴール。全長約10kmのコースを2時間かけて走った。
直島のビーチをランニング🏃その先には、あの有名な黄色いカボチャが…。#瀬戸内 #直島 #草間彌生 #ベネッセ pic.twitter.com/D5hXWZLWOG
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2018年12月24日
お役立ち情報
直島の主な見どころは、島の東西と南側に集中している。工業地帯に興味がなければ、わざわざ島の北側に行かなくても良い。