【ナイキ】エアズーム ペガサス 37 徹底レビュー
ランニングシューズ
Air Zoom Pegasus 37(エア ズーム ペガサス 37)は、ナイキ史上最も売れているペガサス・シリーズの新作ランニングシューズ。スロージョグからスピード走まで幅広い用途に対応できる万能シューズで、すべてのランナーにおすすめしたい。ちなみに僕はジョギングの練習で使うことが多い。
この記事の目次
ペガサス 37の特徴
ペガサス 37の特徴は以下のとおり。
- ミッドソールに「React foam(リアクトフォーム)」を採用。以前の「Cushlon Foam」よりも軽く、反発力と耐久性が向上
- エアズームのクッションをフォアフットにのみに配置。Pegasus 36に比べてクッションの厚みが2倍に増えたことで、反発力が向上
- エアズームのクッションの圧力を男女別にカスタマイズ。レディスの圧力はメンズよりも約25%低く調整済み
- 半透明なアッパーにより通気性と軽量感が向上
- 重さは285g(メンズ28cm)
- 定価は税込14,300円
- エクストラワイド(4E)あり
最大の特徴は、世界トップ選手とのコラボで培った最先端の技術を惜しみなく注ぎ込んだナイキランニングシューズのフラグシップモデルであること。シリーズ37代目のペガサス 37は、ミッドソールに「React foam」を採用し、「Air Zoom」クッションをフォアフットに寄せて厚さを倍増。反発性が高まり、高速ペースも快適に走れる万能シューズだ。
僕は「ペガサス 34」から毎年、買い続けている。写真は上から「34」、「35」、「36」、「37」。
ペガサス 37のスペック
ペガサス 37のスペックは以下のとおり。シリーズ前作の「ペガサス 36」と比較する。
ペガサス 37 | ペガサス 36 | |
---|---|---|
発売 | 2020年4月 | 2020年4月 |
重さ | 285g(28cm) | 272g(28cm) |
ドロップ | 10mm | 10mm |
ミッドソール | Nike Reactフォーム+従来の2倍の厚さのAir Zoomユニット(前足部) | フルレングスのZoom Airユニット |
アッパー | トランスルーセントのメッシュ | エンジニアードメッシュ |
アウトソール | 改善されたグリップ力 | ワッフルピストンのラバー |
前モデルとの比較
写真の左が「36」、右が「37」です。ちなみに「36」は、230kmほど走り込んでいます。側面を見比べてみると、ミッドソールの厚さの違いが一目瞭然。「37」はかなり厚くなっています。また、かかとの部分は「37」がより上に反ったデザインになっています。また、「37」はミッドソールに斜めに溝が入っている。
靴底は、フォアフットのラバーの配置が変わっています。「37」はヒール下に空洞が設けられ、アーチ構造になっている。
アッパーは、「37」のシューレースの構造が刷新され、アッパーとの一体感が増している。
重さは実測値で260g(エクストラワイド 25.5cm)だった。
ペガサス 37の外観
シューズの側面(外側)。「Air Zoom(エア ズーム)」のロゴがカッコいい!ミッドソールには、斜めに溝が彫られており、上下からの圧力の耐久性を高めている。
シューズの側面(内側)。
ミッドソールには、小さな文字で「Engineered to the exact specifications of world-class runners」と書かれており、世界トップレベルのランナーのシューズと同じスペックであることを強調している。
シューズの靴底。
靴底のヒール下は空洞になっており、アーチ構造が反発力を高めています。NIKEの「スウィッシュ」ロゴがさりげなく入っている。
アッパーは伸縮性を抑え、耐久性を高めると同時に、薄くすることで軽量化を図っている。内部が透けて見えるほどの薄さ。
シューレース(紐)とアッパーの一体感がさらに増し、フィット感が向上している。
ヒール周りは、かかとをガッチリ固定して、足のズレを防止してくれる。
インナー(中敷)は結構厚みがある。
ペガサス 37のサイズ感
ペガサス 37のサイズ展開は以下のとおり。
- メンズ:24.5cm〜30.0cm
- レディース:22.5cm〜26.5cm
普段のランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷うが、ペガサス 37は幅広の「エクストラワイド(4E)」があるので、25.5cmでもゆとりのあるサイズだった。
ペガサス 37の耐久性
デビューラン
シリーズ前作のペガサス 36は、デビューランでミッドソールがシワシワになった。ペガサス 37は斜めに彫られた溝によって耐久性が高まり、ミッドソールのシワは少ない。
ペガサス37を履いて13km走ってきました!ミッドソールは斜め溝が彫ってあり、前モデルに比べて耐久性が増していますね pic.twitter.com/UTRHTUb2td
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) April 29, 2020
120km走破
前モデルに比べてミッドソールの耐久性が格段に向上したことを実感。靴底も砂利道でガシガシ走った割には、ミッドソールはほぼ無傷だった。
ナイキ エア ズーム ペガサス37で120km走りました!前モデルに比べてソールの耐久性が格段に向上。靴底も砂利道でガシガシ走った割には、ほぼ無傷
ペアガス37のレビュー👉https://t.co/bfzF30G05U pic.twitter.com/fsJtgL1p7r
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) May 6, 2020
ペガサス 37の評価
ペガサス 37を実際に履いてみて気づいたことをまとめていく。
ファーストインプレッション
早速、9kmビルドアップ走で履いてみた。ウォームアップ(5:00/km)では、ほどよい反発力を感じる。特にフォアフットのクッションが増強されたのが実感できる。ビルドアップ(4:30/km→3:30/km)では、安定感が非常に高く、ペースの変化にも付いて行ける。前モデルは4:20/kmを超えると厳しかったが、ペガサス 37は4:00/km前後でも余裕。クッション性が高いので、高速ペースで走っても脚が疲れない。
ナイキ「ペガサス37」が届きました!写真はペガサス4兄弟、上から34→35→36→37
ペガサス37のレビュー記事👉https://t.co/bfzF30XBuu
前モデルに比べてクッショニングが大幅にアップデート。実際に履いてみた感じは、反発性が高まり、高速ペースでも走りやすくなりました! pic.twitter.com/tYjNNuWfUQ
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) April 29, 2020
雨の日はやや不安
雨の日に走る機会があったが、アスファルトの路面ではグリップが効いているものの、タイルの上では不安定。ただし、ソールは雨水をスポンジのように給水しないので、濡れてもクッショニング性能は損なわれない
雨ランのペガサス37。アスファルトだとグリップが効いて滑らないけど、タイルの上は危なっかしい。ソールは雨水を吸収せずに終始快適でした
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— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) May 6, 2020
「ペガサス 37」は、ナイキの取扱店舗や公式サイト、その他ネット通販サイトで販売している。初めてのランニングシューズにも自信を持っておすすめできる万能シューズだ。
