【ナイキ】テンポ ネクスト% フライイーズ 徹底レビュー

エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ(Air Zoom Tempo Next% Flyease)は、ナイキの最速厚底ランニングシューズ「アルファフライ ネクスト%」のトレーニング用モデル。最適ペースは3:30/km〜4:30/km。シリアスランナーの日々の練習におすすめしたい。ちなみに僕はペース走の練習で使うことが多い。

テンポ ネクスト%の特徴

テンポ ネクスト%の特徴は以下のとおり。

最大の特徴は、フォアフット(前足部)に「エア ズーム ポッド」を搭載し、優れたエネルギーリターン率を実現していること。外から見えるスケルトン仕様のユニットが、バネのように弾む履き心地でストライドの伸びをサポートする。

無理なくストライドが伸びるので、実際に履いてみるとスピードの出しやすさに驚く。例えば、5’00/kmペースで走っているつもりが4’30/kmだったり、4’00/kmで巡航していると思ったら3’40/kmだったり。もはや「反則級のスピード力」と言っても過言ではない。

なお、テンポ ネクスト%は通常版と、着脱のしやすさとフィット感を追求したフライイーズ(FlyEase)版が選べる。今回はフライイーズ版を購入した。

テンポ ネクスト%のスペック

テンポ ネクスト%のスペックは以下のとおり。フライイーズ版と通常盤を比較する。

テンポ ネクスト% フライイーズ テンポ ネクスト%
発売 2020年8月 2020年8月
重さ 297g(26.0cm)
ドロップ
ミッドソール Nike ZoomX+エア ズーム ポッド(フォアフット)、Nike React(ヒール) Nike ZoomX+エア ズーム ポッド(フォアフット)、Nike React(ヒール)
アッパー Flyknit、フライイーズ Flyknit、シューレース
アウトソール ラバーアウトソール ラバーアウトソール

Nike ZoomXとNike React

ミッドソールは、インソールにNike ZoomXフォームとエア ズーム ポッドを配置し、弾むような履き心地をサポート。ヒールには軽くて丈夫なNike Reactテクノロジーを採用している。

見た目よりも軽い

テンポ ネクスト% フライイーズの重さは、実測値で297gでした(メンズ26.0cm)。決して軽いわけではないが、手に取ると見た目よりは全然軽く感じる。

テンポ ネクスト%の外観

まずは全体像から。「ぼってりして、ランニングシューズっぽくないな」というのが第一印象。バスケットシューズのイメージに近い。超厚底のミッドソールと、足首まわりの分厚いアンクルパッドがボリューム感を高めている。

超厚底なミッドソールは、外側には赤、内側には青のカラーリングが施されている。エア ズーム ポッドの色も同じ配色。ヒールには、軽量で耐久性に優れた「Nike Reactテクノロジー」を搭載している。足を踏み出すたびに高いクッション性を発揮し、安定した履き心地を実現する。


やはり気になるのがエア ズーム ポッド。まるで精密機械が埋め込まれているんじゃないか?と思わせるサイボーグ感がすごい。外から透けて見えるスケルトン仕様の「Zoom Airユニット」が着地のエネルギーを蓄え、爆発的な推進力に変換する。


弾力性に優れた半透明のFlyknitと合成素材のアッパーを取り入れることで、通気性、軽量性、そしてフィット感を高めている。

フライイーズ版には、従来のシューレース(紐)が付いない。独自の固定(ロック)と解除(リリース)のシステムで足をしっかりと固定する。

アンクルパッドは柔らかくて厚みがあり、足首を優しく包み込む。

アウターソールはユニークな構造をしており、フォアフットとヒールを中心にラバー素材が配置されている。数百人ものランナーの走行データを分析して作られたデザインにより、あらゆる路面でグリップを発揮するという。



テンポ ネクスト%のサイズ感

テンポ ネクスト%のサイズ展開は以下のとおり。

普段のランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷うが、テンポ ネクスト%は幅広ではないため、26.0cmを選んで正解だった。

フライイーズのフィット感は予想以上に良かった。足首まわりのアンクルパッドはダブダブだが、フライイーズが上からギュッと押し付けて足が固定される仕組み。

テンポ ネクスト%の耐久性

耐久性のレポートは後日更新する。

テンポ ネクスト%の評価

テンポ ネクスト%を実際に履いてみて気づいたことをまとめていく。

無理なくストライドが伸びる

まず実感するのが、ストライド(歩幅)が自然と伸びること。エア ズーム ポッドがバネのような役割を果たし、脚に負担なくストライドがグイグイ伸びる。

反則級のスピード力

ストライドが伸びることでスピードも驚くほど上がる。5kmのビルドアップ走で履いてみたところ、自分の脳が認識するスピードよりも、1kmあたり20〜30秒速いスピードで走っていた。例えば、5:00/kmペースで走っているつもりが4:30/kmだったり、4:00/kmで巡航していると思ったら3:40/kmだったり。無理なくストライドが伸び、無理なくスピードが出るというのがポイント。

フライイーズの使い勝手は微妙

ナイキのフライイーズ(FlyEase)は、着脱のしやすさとフィット感を追求したテクノロジーだ。

フィット感や性能を妥協することなく、着脱のしやすさと固定感を追求したフットウェアシステム。FlyEaseは新基準のユニバーサルデザインです。Nikeは、すべてのアスリートが使用でき、すべてのアスリートにメリットをもたらす究極のフットウェアを模索しています。ーー引用元

今回、初めてフライイーズを体験したが、着脱の「着」はしやすいものの、「脱」にはやや手間取ってしまった。

使い方は簡単。まずは「STEP」と書かれたタブを片手で摘みながら足をシューズに入れる。

そして上部にある「LOCK」と書かれた部分を引っ張るだけ。アッパーに張り巡らされた紐がキュッと締る。

下部にある「RELEASE」と書かれた部分を引っ張ると、カチッという音と共に、締まりが解除される。

ショートムービーで見るとわかりやすい。

フライイーズはソックス必須

ひとつだけ注意点としては、上から押さえつけるので、素足だと足の上の部分が擦れてしまう。ランニングソックスを履かずに走る皮膚が擦りむけるので注意が必要だ。