
マラソン大会に連続出場するメリット・デメリット。9週間、毎週出場して気づいたこと
→2019年2月から4月にかけて、9週間で9つのマラソン大会に出場しました。つまり、日曜日のレースが9週間連続で続いたことになります。
内訳は、フルマラソンが1本、30kmが1本、ハーフマラソンが4本、10マイル(16km)が1本、10kmが1本、クロスカントリー(8.2km)が1本。その内、フルマラソンは自己ベスト更新&初サブスリーを達成しました。
各レースを振り返りながら、毎週マラソン大会に出場するメリットやデメリット、気づいたことについて記事にまとめました。
なぜ毎週マラソン大会に出場したのか?
きっかけは「埼玉マラソングランドスラム」の2018年シーズン制覇を目指したことでした。
簡単に言うと、2018年10月から2019年6月の間に、埼玉県の対象マラソン大会にたくさん出場すると、埼玉マラソングランドスラムを制覇できる仕組みです。僕が目指しているのは、走行距離が160kmに達したら認定される「ロードレースマスター in 埼玉」。
当初の予定では、2018年に「上尾シティマラソン」と「さいたま国際マラソン」を完走して年内に63kmクリアし、2019年に残り97kmを走る予定でした。
ところが、レース1週間前に右足首を捻挫して「さいたま国際マラソン」をDNS(棄権)してしまい、2019年に139kmも走ることになりました。走行距離160kmを達成するためにカレンダーを埋めていったら、毎週マラソン大会に出場することになりました。
出場したレースと結果
今回出場したレースと結果は以下のとおりです。大会名のリンクをクリックすると、ブログレポートが読めます。
日程 | 大会名 | 種目 |
---|---|---|
2019年2月17日 | 青梅マラソン | 30km |
2019年2月24日 | ふかやシティハーフマラソン | 10km |
2019年3月3日 | 東京マラソン | フルマラソン |
2019年3月10日 | 藍のまち羽生さわやかマラソン | ハーフマラソン |
2019年3月17日 | 彩の森クロスカントリー大会 | 8.2km |
2019年3月24日 | 久喜マラソン大会 | ハーフマラソン |
2019年3月31日 | 吉川なまずの里マラソン | ハーフマラソン |
2019年4月7日 | 幸手市さくらマラソン大会 | 10マイル |
2019年4月14日 | 本庄早稲田の杜ハーフマラソン | ハーフマラソン |
レースの様子について、簡単に振り返ります。
青梅マラソン
初めて30kmのレースに出場しました。前半は上り坂なのでペースは抑え気味に。折り返し地点から一気にペースアップしたら途中で息切れ。予想以上にハードなレースでした。
青梅マラソンのブログレポート
#青梅マラソン を2時間16分32秒(グロス)で完走。想像以上にキツかった!
前半は上り坂。ペースを抑えて余裕で最高地点へ。後半は下り坂。15~22kmにペースアップしすぎで22kmからスローダウン…。最後はマラソンペースでなんとかゴール🎖️
沿道の応援&Qちゃんハイタッチに元気をもらいました pic.twitter.com/sz0gLVDqyt
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年2月17日
ふかやシティハーフマラソン
フルマラソンの1週間前に10kmレースに出場。ハーフの部に参加しようか迷いましたが、10kmにしておいて良かったです。脚に疲れを残さず、程よい感じで刺激を入れることができました。
ふかやシティハーフマラソンのブログレポート
深谷シティハーフマラソンの10kmの部を完走!フラットコースで走りやすい
⌚ネットタイムは37分00秒
👟シューズはNB Hanzo V2 pic.twitter.com/fio0TJaD4s— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年2月24日
東京マラソン
2019年前半の本命レース。フルマラソンの自己ベストは、1月に参加した「勝田全国マラソン」の3時間5分0秒。「東京マラソン」では、自己ベスト更新&初サブスリーを達成しました。
東京マラソンのブログレポート
#東京マラソン2019 で念願のサブ3達成!やったー🎉
ハーフ地点まではサブ3ペーサーに張り付き、その後追い抜いて勝負に出た。30km以降は腕降りを意識して苦しみに耐え、ラスト2kmは気合いで
参加された皆様お疲れ様でした。応援頂いた方、大会関係者の皆様有難うございました! pic.twitter.com/FoGoNgAsl3
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年3月3日
藍のまち羽生さわやかマラソン
「東京マラソン」の翌週は、ハーフマラソンに参加しました。まだ疲れが抜け切れていないので、ジョギングよりも少し早いペースで走りました。シューズは、アシックスの「メタライド」を履いたので、疲れずに済みました。
藍のまち羽生さわやかマラソンのブログレポート
羽生さわやかマラソンのハーフの部を完走!
グロス1時間32分58秒、ネット1時間32分43秒。前半4'30/km以内→後半から段階的にペースアップ。今日出せる力は出しきれた✨#埼玉県 #羽生 #マラソン pic.twitter.com/DRIfifgemK
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年3月10日
彩の森クロスカントリー大会
クロスカントリーの変化球。距離は8.2km。主に芝生を走るので脚に負担がかからず、でもスピード力を鍛えることができました。長距離レースの間に短めのレースを入れるのは気分転換にもなって良いですね。
彩の森クロスカントリー大会のブログレポート
彩の森クロスカントリーを完走
彩の森入間公園のクロカンコースを4周、8.2kmをギリギリ30分切れた!公式タイムは29分59秒。苦しかったー😣
コースは芝生がメイン。時々ウッドチップ#埼玉県 #入間 #マラソン pic.twitter.com/Pos43m5F8J
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年3月17日
久喜マラソン大会
ようやく「東京マラソン」の疲れが抜けてきました。平日の練習でも負荷の高いインターバル走を再開。フルマラソンのサブ3ペースでハーフマラソンを走りきりました。
久喜マラソン大会のブログレポート
久喜マラソン完走!
目標ペースは4'10/km。前半10kmは控えめ、後半からペースアップ。12kmと19kmのアップダウンで消耗。19kmは向かい風もありダブルパンチ👊
シューズは #アシックス #メタライド 平均ペース4'06/kmだとちょっと重いかな。でも脚の疲れはない。さすがですな pic.twitter.com/V7Z0u9OUJy
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年3月24日
吉川なまずの里マラソン
2週連続のハーフマラソン。前週よりも遅いペースで走る予定でしたが、思いの外調子が良かったので、ラスト5kmは攻めてみました。
吉川なまずの里マラソンのブログレポート
吉川なまずの里マラソンのハーフの部を完走しました!1時間25分26秒
16kmまでは4'10/km前後、ラスト5kmは3'55/kmのペースで巡航。10km辺りが一番苦しく、18kmから楽になり、最後は気持ちよくゴールでました
ゆるキャラ「なま坊」と記念撮影📷 pic.twitter.com/NAZJPAOZhb
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年3月31日
幸手市さくらマラソン大会
10マイル(16km)という変化球。ここでハーフマラソンを走っていたら4週連続でハーフマラソンを走ることになったので、結果的に短い距離で良かったです。桜の名所「幸手権現堂」でお花見ランが楽しめたので気分転換ができました。
幸手市さくらマラソン大会のブログレポート
#幸手市さくらマラソン の10マイル(16km)を完走!ネットタイム1時間2分18秒
桜回廊が埼玉一美しいと評判の #幸手権現堂 を始め、満開の桜のトンネルを駆け抜けるコース
キツかったけど、桜に癒されました🌸 pic.twitter.com/8WWJNfW8rq
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年4月7日
本庄早稲田の杜ハーフマラソン
9週連続最後のハーフマラソン。毎週マラソン大会に参加するのに慣れてきました。2週間後の「ぎふ清流ハーフマラソン」の予行演習を兼ねて、平均ペースは4’00/kmを切るスピードで。
本庄早稲田の杜ハーフマラソンのブログレポート
#本庄早稲田の杜ハーフマラソン を1時間23分44秒で完走。平均ペースは4'00/kmを切れた
イーブンペースで挑むが10kmでガクッとペースダウン。12kmの太鼓の演奏に元気づけられ、以降なんとか4'00/kmをキープ。ラスト1マイルは全力で走り、最速スプリットでゴール
8~13kmの千本桜🌸が最高に見頃😀 pic.twitter.com/1itPRz2aBX
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年4月14日
連続出場のメリット
練習にメリハリが出る
週末にレースがあると、そこから逆算して平日の練習を計画するので、練習にメリハリが出ます。
練習が楽に感じる
週末のレースで本気を出すので、平日の練習は少し余力を残した走りになります。レースの大変さに比べれば、平日のインターバル走が「楽勝!」と思えてくるから不思議です。
短期間で走力アップ
何をもって走力がアップしたと言えるかは判断が難しいところですが、ひとつだけ言えるのは、4’00/kmのペースでハーフを走り切る自信がつきました。
レースで「実験」が出来る
例えば同じハーフマラソンの距離でも、ペース配分を変えてみたり、補給食を摂るタイミングを変えてみたり、一発勝負のレースでは出来ないことが気軽に試せます。
余談ですが、アクションカメラでマラソン動画を綺麗に撮影するテクニックも磨くことが出来ました。とにかく数をこなすことが大事ですからね。
連続出場のデメリット
週末が忙しい
毎週日曜日は早朝からレースに出かけ、午後に帰宅しても疲れてダラけてしまいます。つまり、休日が1日少なくなり、週末がとても忙しくなります。
家族と過ごす時間が減る
日曜日は基本的に家にいない・家で寝ているので、家族とゆっくり過ごせるのは土曜日のみ。
出費が重なる
大会の参加費はもちろん、移動にもコストがかかります。幸い、埼玉県内の大会がほとんどなので、莫大な出費というほどではありません。
二階建て新幹線は久しぶりだな~
8:30 大宮→ 8:52 本庄早稲田#本庄早稲田の杜ハーフマラソン pic.twitter.com/kHZ11tve55— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年4月13日
気づいたこと
最後に、毎週マラソン大会に出場して気づいたことをまとめておきます。同じようなことを計画されている方の参考になれば幸いです。
長い距離と短い距離を交互に
4週間連続でハーフマラソンを走るよりも、ハーフマラソンと10kmを交互に4週間繰り替える方が身体的・精神的にもおすすめです。クロスカントリーなどの変化球を入れると気分転換になってなおさら良いと思います。
次に繋げられるように走る
目先のレースで100%を出し切るのではなく、先々のレースのことも念頭に置いて走ることをおすすめします。今回は、6本目、7本目、9本目にハーフマラソンに出場しましたが、それぞれの完走タイムが1分ずつ速くなるように、長いスパンでの「ビルドアップ」を心がけました。
脚に負担のかからないシューズを履く
タイムよりも、脚に負担のかからないシューズを履くことで、レース毎のダメージを軽減できます。今回はアシックスの「メタライド」やアディダスの「ソーラーブースト」など、必ずしも自己最速レースには適さないシューズも履いてみました。そのおかげで、疲れを残さずに次のレースへ繋げられたと思います。
レース後は丸二日間の完全休養
個人差はあると思いますが、僕の場合は日曜日にレースに出たら、月曜日と火曜日はランオフにしました。そうすることで、レースの疲れを出来る限り抜いた状態で練習を再開することができます。
リカバリーは積極的に
日頃から疲れを抜く努力を惜しまぬことで、良い状態で次のレースを迎えられます。
レースの後は、プロテインを補給したり、温冷交代浴やストレッチで疲れを取ったりしました。
最近、ワークアウトやレースの後はプロテインを摂るようにしている
色々試してるけど、ザバスの「ミルクプロテイン」は結構おすすめ。コンビニで120円ぐらいで買えて常温もOK。水分補給もできて美味しい pic.twitter.com/XhJ4rDCBk5
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年4月14日
幸手市さくらマラソンの後は、幸手駅から徒歩10分の天然温泉「極楽湯」でリフレッシュ♨️
参加キットに50円割引券が入っていたので使わせて頂きました
花見ラン × 天然温泉 = 幸せの方程式 pic.twitter.com/HShi0WBzoe
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年4月7日
さいごに
最初は、毎週マラソン大会に出場するなんて無茶だと思いましたが、普段から週末に20km走をやっていたので、不可能というわけではありません。
大事なのは、怪我や故障をしないこと。無理せず、次のレースに繋がる走りやリカバリーを出来るかが成功のカギを握ります。