
陸上競技・マラソン大会の記録が一括管理できる「リクラウド」を使ってみた
→競技記録をこまめに管理している人でない限り、「過去のマラソン大会の記録が思い出せない…」と悩むランナーは多いはず。僕も過去のブログ記事を見返さないと思い出せません。
そんな人に役立つのが、リクラウド(recloud.jp)。大会名、大会日、タイム、順位などの情報を入力するだけで、過去の競技記録をクラウドで管理できます。
個人利用なら無料で使えます。こういうサービスを待っていました!
リクラウドとは?
リクラウドは、陸上競技やマラソン大会の記録を一箇所にまとめて管理できるクラウド型サービスです。
「リクラウド」は個人やチームの大会結果、駅伝結果、動画、ランキングをいつでもどこでも見ることができるシステムです。様々な端末から入力・閲覧ができ、個人の記録を残したり、最新の成績を指導者やチームメンバーと共有できます。ーー公式サイトより
過去の競技記録を入力しておけば、いつでもどこでも情報にアクセスできます。種目別の記録やシーズンベストなどのフィルター・抽出機能もあるので便利です。
部顧問を続けてきた中、生徒が紙に記録をまとめている姿を見て、何とかしたいと思いました。自分の、そしてチームの記録をいつでも確認できる。それだけで、陸上競技はもっと魅力的になると信じています。#個人利用は無料#陸上競技に携わる全ての人に pic.twitter.com/RKa6BwsZ6x
— リクラウド 陸上競技記録クラウド管理システム (@ricloud_tf) 2019年3月19日
登録方法・使い方
早速、リクラウドに登録して使ってみました。
パソコンとスマートフォンのどちらにも対応していますが、入力のしやすさではスマートフォンがおすすめです。ちなみに以下のスクリーンショットは、Androidスマートフォンのものです。
登録方法
登録方法は簡単。登録名、ふりがな、性別、ログインID、パスワードを入力するだけで会員登録ができます。
競技記録の入力
競技記録を入力するには、メニューの「入力」を選びます。短距離、リレー、中長距離、ロード、競歩などのカテゴリから該当する種目が選べます。
試しに、先日参加した「吉川まなずの里マラソン」の記録を入力してみます。入力できる項目は、記録、ラウンド、順位、大会日、大会名、メモです。
他にも、過去大会の競技記録を入力しました。
競技記録の参照
競技記録を入力するには、メニューの「個人」を選びます。全種目、種目別、ラン器具、記録更新、年度別最高でフィルター・抽出できます。こちらのページは、必然的に横長になるので、パソコンで閲覧した方が見やすいです。
個人利用は無料
気になるお値段ですが、個人で利用する場合は、利用料金が無料の「フリープラン」が使えます。競技動画をアップロードできる「動画プラン」は、月額300円です。
チーム利用の場合は、登録人数に応じて月額利用料金が無料〜3000円となっています。
良いところ
無料で使える
こういう便利なサービスが無料で使えるのは有り難いですね。ただ、ビジネスモデルとしては、どうマネタイズしていくのかが気になるところです。
フィルター・抽出機能が便利
個人的には、競技記録をフィルター・抽出できることがリクラウドの最大の魅力です。種目別に記録を並べたり、シーズン(年度)ベストを抽出したり、記録更新の推移を表示したり、
困ったところ
ユーザインターフェイスにやや難あり
入力画面はスマートフォンに最適化されているものの、オーバーレイがうまく表示されず、競技記録の入力に手こずりました。慣れてしまえば苦になりません。
また、パソコンとスマートフォンのマルチディバイスに対応しているものの、スマートフォンの方が記録の入力がしやすく、パソコンの方が記録の閲覧がしやすい印象を受けました。
他サービスとの連携がない
恐らく今後展開するかもしれませんが、ガーミンやストラバ、ランネットなどの既存サービスから競技記録を読み込めるようになるといいですね。現時点では、大会名やタイム、順位などを全て手入力する必要があります。
さいごに
今回は個人利用の機能しか使っていませんが、チーム利用のほうがメンバー間の情報共有や、メンバーの記録の管理など、フル活用できそうです。