
【サッカニー】エンドルフィン プロ 徹底レビュー
→エンドルフィン プロ(ENDORPHIN PRO)は、高速ペースに対応したサッカ二ー(saucony)のロード用ランニングシューズ。独自開発の軽量クッションにカーボンプレートを挟み込んだハイスピードモデルで、より速く、より長く走りたいランナーにおすすめしたい。ちなみに僕はペース走の練習で使うことが多い。
エンドルフィン プロの特徴
エンドルフィン プロの特徴は以下のとおり。
- サッカ二ー初の「カーボンプレート」を搭載。S字構造のフルレングス・カーボンプレートが着地時の衝撃を推進力へ変換
- 新開発のクッション素材「PWRRUN PB」を採用。従来よりも40%の軽量化・88%のエナジーリターン率を実現
- アッパーには「FORMIT構造」を採用。立体的なホールド感と高い耐久性・通気性を実現
- 重さは196g(メンズ25.5cm)
- 定価は税込19,800円
最大の特徴は、ミッドソールの間にフルレングスのカーボンプレートを挟み込んでいること。エンドルフィン プロは、ミッドソールが高いクッション性を、カーボンプレートが高い反発性を生み出している。
サッカ二ーといえば、1898年に創業したアメリカ最古のランニングの老舗ブランド。そんな最古参が、長距離陸上界の最新トレンドであるカーボンプレートに手を出し、新興勢とガチンコ勝負を仕掛けているという構図に見える。
エンドルフィン プロのスペック
エンドルフィン プロのスペックは以下のとおり。同じ時期に発売されたカーボンプレート内蔵のアシックスの「メタレーサー」と比較する。
エンドルフィン プロ | メタレーサー | |
---|---|---|
発売 | 2020年6月 | 2020年6月 |
重さ | 196g | 190g |
ドロップ | 8mm | 9mm |
ミッドソール | PWRRUN PB、カーボンプレート | FLYTEFOAM、カーボンプレート |
アッパー | FORMIT構造 | 斜め裁断メッシュ、水抜き穴 |
アウトソール | フォアフットを中心にグリップを配置 | アシックスグリップ、ウェットグリップラバースポンジ |
200gを切る軽さ
メンズ25.5cmの実測値は196gだった。
エンドルフィン プロの外観
ミッドソールには軽量化かつ耐久性に優れたカーボンプレートを内蔵している。S字構造になったプレートの先端は、着地時の衝撃から推進力を生み出す。クッション素材には、新開発の「PWRRUN PB(パワーランピービー)」を採用。サッカー二の従来のクッション素材「PWRRUN+」よりも40%の軽量化・88%のエナジーリターン率を実現したという。見た目や触ってみた感じは発泡スチロールに近い。
アッパーには「FORMIT構造」を採用。立体的なホールド感と高い耐久性・通気性を実現している。タンはアッパーと一体化させることで抜群のフィット感を生み出している。
クッション素材「PWRRUN PB」を覆うように、カラフルなアウトソールがフォア中心に配置されている。ミッドフットは「PWRRUN PB」がむき出しになっており、「saucony」のロゴがさりげなく入っている。
立体構造でクッション性に優れたインターソールを使用。
シューレースは別カラーが付属しており、自分の好みの色にカスタマイズできる。
以下は360度ビューのショートムービー。
サッカニー「エンドルフィン プロ」の360度ビュー
レビューこちらhttps://t.co/JRx6Qf7TWL pic.twitter.com/BB3WL7AqID
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) June 30, 2020
エンドルフィン プロのサイズ感
エンドルフィン プロのサイズ展開は以下のとおり。
- メンズ:25cm~29cm/30cm
- レディース:22.5cm~25.5cm
普段のランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷う。今回は25.5cmを選んでみたが、幅がやや窮屈に感じるので、0.5cm大きい26.0cmにすれば良かったと思う。
エンドルフィン プロの耐久性
耐久性に関するレポートは後日、アップデートする。
エンドルフィン プロの評価
エンドルフィン プロを実際に履いてみて気づいたことをまとめていく。
最適ペースは4:00/km前後
ある程度のスピードで走らないとカーボンプレートの反発力が活かせない。実際に走ってみた感覚だと、4:30/kmより速いペースだとカーボンプレートの恩恵を感じることができる。最適ペースは4:00/km前後だった。
転がして走る
僕のシューズコレクションの中では、ホカオネオネの「カーボンX」に履き心地が似ている。カーボンXもエンドルフィン プロも、シューズをロッキングチェアのように転がして推進力を生み出す構造になっている。強いて言えば、エンドルフィン プロの方がクッション性が高く、ロードで長時間走っても足が疲れにくい。