
【洞爺湖・中島一周】遊覧船でゆく、島1周7.6kmのトレイルランニングコース
→北海道の洞爺湖の真ん中に「中島」という島がある。洞爺湖温泉街からフェリーでアクセスでき、全長7.6kmの「中島1周探検コース」でハイキングやトレイルランニングが楽しめる。北海道旅行のついでに中島を走ってきたので紹介する。
アクセス
洞爺湖は、新千歳空港から100kmほど西に位置する1周約43kmの湖。湖の真ん中には、中島(なかしま)と呼ばれる4つの島があり、最も大きい「大島」は洞爺湖温泉街から出航する遊覧船で上陸することができる。
今回は、以下の日程で洞爺湖温泉街から中島に渡り、島を1周するコースを走ってきた。
- 14:00 洞爺湖温泉街を出航
- 14:25 中島に到着
- 14:35 ランニング開始
- 15:50 ランニング終了
- 15:55 中島を出航
- 16:20 洞爺湖温泉街に到着
遊覧船で中島へ
洞爺湖温泉街から湖を眺めると、真ん中に「ひょっこりひょうたん島」のような島が見えます。これが中島。
中島行きの遊覧船は、洞爺湖温泉街の船着場から30分おきに出航している。出航時間などの詳しい情報は公式サイトで確認できる。今回乗船したのは、ヨーロッパのお城のような4階建ての船。
運賃は大人1600円。公式サイトのクーポンを使って1割引だった。船着場〜中島の往復料金なので、中島で下船しても、これ1枚で戻って来られる。
乗船時間は約25分。Garminウォッチの計測によると、3分50秒/kmのペースで巡航していた。
中島の「博物館前桟橋」に到着。
コース
中島にはフットパス(散策路)が整備されており、ハイキングやトレイルランニングが楽しめる。今回紹介するのは「中島1周探検コース」と呼ばれる全長7.6kmのフットパス。以下は現地で見かけた「中島1周探検コース」の地図。
大きく分けて3つのコースがある。番号は地図に振られている標識番号。所要時間は歩いたときの時間の目安。
- 中島1周探検コース:210分(2〜3〜5〜6〜9)
- アカエゾマツコース:120分(2〜3〜4〜5)
- 遊歩道コース:30分(2〜3〜9)
入山手続き
入山の手続きは「洞爺森林博物館」の受付で行う。万が一、遭難した時のために氏名と連絡先を記入する。
ゲートは二つ。中央ゲート(入口)は15時に施錠されるが、東ゲート(出口)は空いている。こちらが入口のある中央ゲートです。
アカエゾマツコース
ここから1.5kmはウッドチップが敷かれた山道をひたすら上っていく。この日は午前中に雨が降ったので、地面はべちゃっとしていた。
途中「風穴群」と書かれた標識が目に留まった。
風穴に手をかざしてみると、びっくりするくらい冷たい風が流れている。いわば、天然のクーラーだ。
この先で「ガサガサ」と音がしたのでよく見てみると、野生のエゾジカが逃げていくのが見えた。中島1周探検コースは全体的に木で覆われているので、このように薄暗い森の中を走っていく。
スタート地点から1.5kmあたりで「大平原」に到達。
大平原から坂を上り切ると「アカエゾマツコース」の折り返し地点。まだスタートから2.0kmしか来ていない。中島1周探検コースはこのまま直進する。
島の北側へ
しばらく下り道が続く。台風でなぎ倒された倒木が至るところに放置されていた。
こちらが中島の北側。
湖畔の遊歩道
ここからはゴールまでは湖沿いの山道を進んでいく。最初は写真のように平坦だったのだが、、
途中から起伏が激しくなり、しかも岩がゴツゴツした場所を走るハメに。。
さらに倒木が行く手を阻むので、慎重に走る。
ラスト1.5kmは平坦だが、所どころにつまずくポイントが隠れているので注意が必要。
昭和新山と有珠山が見えて来たら、ゴールはあと少し!
ようやくゴールの東ゲート(出口)に到達。
遊覧船の出航にギリギリ間に合ってホッとした。
お役立ち情報
コース内には売店や自販機、水飲み場がないので、給水ボトルやエイドは必ず携帯する。入口の売店ではペットボトルのドリンクを販売していた。
コース内は足場が不安定なので、トレイルランニングシューズを履いていくことをおすすめする。僕は普通のランニングシューズで行ったので泥だらけになった上に、何度も滑って転倒しそうになった。