【スタンレーパーク】バンクーバーで人気のランニングコース

スタンレーパーク(Stanley Park)はカナダの東海岸の都市、バンクーバーにある公園。三方を海に囲まれており、シーウォール(Seawall)と呼ばれる海岸沿いの遊歩道は地元でも人気のランニングコースだ。バンクーバー旅行のついでに走ってきたので、その様子を紹介する。

アクセス

スタンレーパークは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の都市バンクーバーにあり、ダウンタウンから北西に約1km、走って15分ほどでアクセスできる。

バンクーバーはアメリカ合衆国からも近く、シアトルからだと約200kmしか離れていない。わずか1時間のフライトで移動できる。しかも飛行機はこんな小さなプロペラ機だ。

コース

今回は、バンクーバーの中心街であるダウンタウンのホテルから出発し、スタンレーパークの海岸沿いを反時計回りで走ってきた。

カナダプレイス

高層ビルが立ち並ぶダウンタウンを通り抜けて、まずはカナダプレイス(Canada Place)を目指す。バンクーバー港に面したベイエリアの人気スポットだ。

ここからは海沿いの遊歩道をつたってスタンレーパークに入れる。景色が良くて信号待ちもないので走り始める場所としてはおすすめだ。遊歩道は、自転車と歩行者に分かれている。

ベイエリアをスタンレーパークに向かって走ると、水上飛行機の停泊所を発見。湖に囲まれたバンクーバーでは水上飛行機も交通手段のひとつ。

シーウォール

スタンレーパークの敷地内に入ると、海岸沿いにシーウォール(Seawall)と呼ばれる遊歩道が整備されている。こちらも自転車と歩行者のレーンが分かれているので安心してランニングに集中できる。前方右手には先ほど走ってきたベイエリアの高層ビル群が見える。

もともとスタンレーパークには移民たちが多く住んでいた。20世紀初頭に公園が開園されると、移住計画が始まり、徐々に住人がいなくなった。当時のカナダ総督だった英国人ダービー・スタンレー16世にちなんで、スタンレーパークと命名されたらしい。

ハレルヤ・ポイント

しばらく走り続けると、「トーテムポールはこちら」と書かれた看板を目にした。コースから外れて立ち寄ってみると、色鮮やかなトーテムポールが立ち並んでいた。

トーテムポールの近くには、ハレルヤ・ポイント(Hallelujah Point)と呼ばれる絶景スポットがある。バンクーバーのスカイラインを一望できるので観光客に人気のスポットだ。

ハレルヤ・ポイントの近くにランナーの銅像を見つけた。こちらはハリー・ジェローム(Harry Jerome)の銅像。カナダを代表するアスリートらしいが、知らなかった。

スタンレーパークは三方を海に囲まれた半島になっており、先端には小さな灯台がポツンとある。なんとも可愛らしい。

シーウォールは自転車と歩行者に分かれて通行するはずだが、いつの間にかローラーコースターと歩行者に分かれていた。自転車はどこを走るんだろう。

思い出のベンチ

ふと、年季の入ったベンチが目に留まった。

ベンチの背もたれにあるプレートには、以下のメッセージが書かれている。

デビッド・フィールドハウス 1941 – 2001
愛する夫そして父。あなたの笑顔が忘れられません。
この素晴らしい景色を楽しんで。愛するベアニー、ブライス、キャリー。(拙訳)

亡くなった男性のために、妻と娘が建てたものらしい。よく見ると、その他のベンチにも同じようなメッセージが刻印されていた。公園側は寄付を募ってベンチが設置でき、支援者は大切な思い出を残すことができる。そして、そのことに気付いた人を感動させる。なんという素晴らしい取り組みだろう。

昔観たイギリス映画『ノッティングヒルの恋人』にも、似たようなシーンがあったことを思い出しました。

ライオンズ・ゲート・ブリッジ

しばらく走り続けると、岩の上に人影らしきものを見つけた。デンマークのコペンハーゲンで見た「人魚姫」の像に似ているが、よく見るとウェットスーツを着た女性の銅像だった。

スタンレーパークと対岸を結ぶライオンズ・ゲート・ブリッジ(Lion’s Gate Bridge)が見えてきた。

ここからは景色が一変する。シーウォールのすぐ横が小高い崖になり、その崖の下を走ることになる。なぜ、シーウォール(海の壁)と呼ばれているのか理解できた。しかし「落石注意」の看板を目にすると、このまま走り続けて良いのか不安になる。

ゴジラ?かと思いきや、自然が生んだ彫刻作品だった。

ビーチ

スタンレーパークの西側には砂浜のエリアが広がる。夏になると海水浴客で賑わうそうだ。

喉が渇いたらところで運よく水飲み場を発見。シーウォールには、このように定期間隔で水飲み場や公衆トイレが設置されている。ちなみにこの水飲み場にも亡き人の名前とメッセージが刻印されている。

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そろそろスタンレーパークも終わりに近づくと、イヌクシュク(Inukshuk)と呼ばれる石のオブジェを発見。先住民のイヌイットが、昔から交通の要所を表す標識として使ってきたものだ。

お役立ち情報

バンクーバー水道局の公式サイトでは、バンクーバー市内にある水飲み場の場所が確認できる。スタンレーパークだと19箇所もある。走りに行く前にぜひチェックしておきたい。

ノッティングヒルの恋人